
学習の目標
設立の趣旨に基づき、次の3点を学習の目標に掲げます。



1 わたしたちは、「めぐろシティカレッジ」で誰からも強いられることなく、
自らの意志と方法で勉強して自己実現をはかります。
2 わたしたちは、「めぐろシティカレッジ」で蓄積された知的資産を「明るい
豊かなまちづくり」に生かします。
3 わたしたちは、「めぐろシティカレッジ」での学習や研究、「まちづくり」を
通じて育まれた温かい人間関係をより豊かにするとともに、新しい価値観と生きがいを求め行動します。
カリキュラム委員会
めぐろシティカレッジでは、『学習の目標』に基づき充実した学習内容を作るため、7人の委員で構成するカリキュラム委員会により年間のカリキュラムを計画しています。







令和7年度 4講座のコーディネーター・講座の趣旨

カリキュラム委員長
『目黒学パート31』
山崎 憲治
◉元岩手大学教授
「歌から見る、時代と世界そして地域」
うた、地域、時代背景、人を関わらせて、「歌から見る、時代と世界そして地域」。30周年に合わせて、目黒学を振り返ることができる内容を込める。
初回オリエンテーションに続いて、次の3部、そして最後に「まとめ」のトークセッションで構成する。
Ⅰ 教育と歌(4回/うち1回は現地実習)
Ⅱ 詩と歴史(5回/うち1回は現地実習)
「わざ歌」に見る、時代を予感させ、そこに導く歴史的先行性を描きつつ、「昭和百年」に差し掛かろうとする今日、日本が残してきた「宴の負債」へどう向き合おうとしているのかを考察する。
Ⅲ 作詞家阿久悠の世界(全3回/うち1回は現地実習)
まとめ
会長・カリキュラム委員
『いま地球で何が起きているのか パート2』
堀 信行
◉東京都立大学名誉教授
とくに産業革命以来、人類の諸活動が地球環境に与えた影響の大きさに注目して「人新世」という時代名称が提唱されたりしている。そんな状況下で私たちはコロナのパンデミックを経験するとともに、国内だけでなく、世界各地から飛び込むニュースは、地球温暖化現象に伴う異常気象による熱波や海水温の上昇、洪水や大規模な森林火災等々、地球環境の未来に赤信号が点滅する状況にある。また人間社会においては、戦争や紛争をはじめ、「いのち」が軽んじられ、人間としての尊厳が踏みにじられ、耳を疑うようなニュースが飛び交っている。人工知能をはじめとする情報化社会の下で、現代社会には、漠然とした不安が漂っている。このような現代社会を鑑みて、本講座は、昨年に続いて「いま、地球で何が起きているのか(パート2)」として、実態をより詳しく再認識し、これからいかにして生きるのかついて、考えてみたいと思う。本講座が、少しでも明日への指針と希望を得るきっかけになれば幸いである。
カリキュラム委員
「『時代の変化』とは何か?
~変わるもの・変わらぬもの
森 慎一郎
◉東洋文化研究家
「時代の変化」とは何か?~変わるもの・変わらぬもの~をテーマとするこの講座は次の3部から構成する。
Ⅰ 時代の変化とは何か?
Ⅱ 時代を生きた人々
Ⅲ 庶民はどのような生活をしていたのか
Ⅰでは「女性」と「イエ」をキーワードに古代から近世までの時代の変化を考え、Ⅱでは特に時代の転換期を象徴する人物を中心にその時代を見る。Ⅲではさらに庶民の生き方を知ることで歴史の表舞台からは見えにくい時代の側面を見る。
カリキュラム委員
『見て回る 江戸・東京』
佐藤 洋
◉東洋大学京北中学高等学校教諭
生井 貞行
◉元桜美林大学講師
地域を知る際には、どのような視点を持ちアプローチするかによって、それぞれ異なった姿が見えてきます。本講座は基本的に<事前学習―巡検>がワンセットに編成されております。巡検地域についての事前学習により得た基礎知識を携え、現地巡検を行っております。そのような方法により現地を深く理解することが可能となります。今次における講座は江戸時代における庶民の生活と文化、そして今の東京の姿を知ることに焦点を当てて組み立てました。徳川家康はどのような江戸づくりを目指したのでしょうか。また江戸から東京へ推移する中で ”水”にたいして如何なる働きかけが行われてきたのでしょうか。それらを知るために、<江戸―東京>をタイムカプセルに乗り、行き来して私たちの暮らす街を見てみましょう。共に学ぶ喜びを共有することができましたら幸甚に存じます。